2007年8月。マクロビオティック開始から四ヶ月目。
相変わらず砂糖ゼロとはいかなかったが、料理にはなるべく使わないでおこうと心がけ、大さじ2杯入れていたところを大さじ1杯に減らしたり、そもそも砂糖を入れなくても済む料理(味噌汁など)を作るように工夫をしていた(使っていたのは創健社の「古式原糖」。)
その頃の食卓の記録が残っている。
↑ご飯、切り干し大根の煮物、きんぴら、とろろ、大根と油揚げの味噌汁(2007.8.2)
↑かき揚げ丼、かぼちゃと小松菜の味噌汁(2007.8.9)
↑石狩ちゃんこ鍋(2007.8.15)
↑かぼちゃ粥、大根としめじの味噌汁(2007.8.20)
ご覧の通り、食事自体はわりと頑張っている。
だが暑いのをいいことに、おやつとしてよくアイスクリームやアイスキャンディーを食べていた。一応なるべく添加物のないものを……と思い、ハーゲンダッツや井村屋のあずきバーを選んでいた。
主食を玄米に切り替える
2007年9月。マクロビオティック開始から五ヶ月。
主食を、それまでの「玄米2合+胚芽米1合」から、玄米100%に切り替えた。玄米の味にも慣れ、これならやっていけるとようやく思えたからだ。
食事は8月とそう変わらないが、魚を食べる頻度が減った。イカは好きなので、イカの生姜醤油炒めはたまに食べていた。
白砂糖が甘く感じる
そしてここで大きな変化が起きる。
井村屋のあずきバーをいつものように食べたある日、あずきバーがやけに甘ったるく感じられたのだ。
「あれ、いつもより甘い……なんだこの甘さは?」
白砂糖の鋭い甘さを、体が見分け始めたのだった。
驚いて、一本で食べるのをやめた。
カレーが苦手になってきたのもこの頃だ。大好物のはずなのに、食べたあと、妙にもたれる。
↑かぼちゃカレーかいわれのせ(2007.9.5)
ルウは自然食品店で買っていたものだから、使われているのは植物性油脂。それでも、原材料の一番上に表示されるほど、油の量は多い。
大量の油が苦手になってきたのだ。
実はこの頃、年を重ねるごとに長くなってきていた生理の周期が短くなり始めていた。
内部で、体の大変革が起こり始めていたのだろう。
(マクロビオティック実践記3「本物の醤油の力と7号食」に続く)