私の地元(北海道)では、冬になると、スーパーにも自然食品店にも国産のかぼちゃが出回らなくなる(同じ道内でも冬に国産かぼちゃが売られる地域もあるかもしれないが、少なくとも私の生活圏内からは姿を消す)。
しかしそこで「時季が来るまで待とう」などと安穏とはしていられない。なにせかぼちゃは、私が野菜の中で一番好きなものであり、毎日食べるごぼう汁にも必ず入れるものだからである!
ネット注文
こうなったらインターネット頼み。私は、お気に入りショップである無農薬野菜のミレーで、坊ちゃんかぼちゃが売られているのを見つけた。これだ! 興奮しながら五個注文した。

↑注文から五日後、待ちに待った坊ちゃんかぼちゃが到着。卵は入っていないが「たまご」のシールが貼られている。野菜を慎重に扱ってほしいというミレーの気持ちが伝わってくる。

↑箱を開けると、つやつやの坊ちゃんかぼちゃが五個、鎮座していた。おおっ、これでしばらくは生き延びられる! と、砂漠の中でオアシスを見つけた旅人のような気分。

↑坊ちゃんかぼちゃは手のひらサイズ。ぎゅっと凝縮されたような力強さを感じる。

↑早速、一つを今日のごぼう汁に使う。

↑他の野菜と一緒に煮込んで……。

↑完成!

↑こうして無事に、かぼちゃ入りごぼう汁を備えた納豆ご飯・ごぼう汁基本食を用意することができたのだった。
期待いっぱいでかじった坊ちゃんかぼちゃは、ほっくりしていてとても甘かった。これは大当たりだ~!
かぼちゃをこの二倍入れてもいいなと思いながら、満足して食べ終えた。
早々に売り切れ
この調子だと、残り四個のかぼちゃもすぐになくなってしまいそうだ。そうなったら追加注文しないといけないな……と、気が早いながらも無農薬野菜のミレーの坊ちゃんかぼちゃ販売ページにアクセスをして愕然とした。

↑にゃにい~~!! 売り切れただとぉぉ~~??
そんなあ、つい五日前まで売っていたのに。くう~っ、希望の綱だったのに~!
しかし歯がみしてばかりいても仕方ない。もしかしたら新しいものが入荷されるかもしれないし。
インターネット上を死にものぐるいでさまよって、自然農法のかぼちゃを売っている他の店もとりあえず発見した。
私が注文したいと思ったときにはまた売り切れ……なんてこともあるかもしれないが、そのたびに諦めず、なんとかかぼちゃ確保の道を探そうと思う。
冬にかぼちゃを求める私の旅は続く。地元のスーパーに国産かぼちゃが並ぶその日まで……!
(2012/07/21追記:冬のかぼちゃ問題について、現在は北海道産の有機冷凍かぼちゃを買うことで解決している。このかぼちゃ、もとからカットしてあって使いやすく、甘みも強く美味しいのでおすすめである。)