マクロビオティックコラム

しなびた大根の救済策~丸ごと煮物にすれば間違いない(レシピ)

台所の野菜置き場をふと見ると、玉ねぎやニンジンたちに埋もれて一本の大根が弱々しく横たわっていた。

葉は無駄に伸び、しおれかかってヒョロヒョロ。大根は表面に皺が寄って、張りもなく人形の腕のようにグニャグニャ曲がる。

これはいかん。このまま放置すれば、日に日に使い物にならなくなっていくだけだ。今日、今すぐ、何とかしよう。

私はすぐさまその大根を洗い、まな板の上にのせた。葉は、黄色くなっていた先端部分を切って、大根葉水耕栽培コレクションに加える。

大根葉:マクロビオティック羅針盤

↑写真右奥のもの。

大根は、一本分800gすべてを1㎝厚の輪切りにして、さらに銀杏切りにした。大根はしなびていても煮物にすればなんとかなるということを、「たくあんと根菜・昆布の煮物」で学んだ。

あんな、しなびた大根の代表格のようなたくあんでさえ、プリプリサクサクになったのだ。いわんや、まだ生野菜の風情を残す大根においてをや!

鍋にごま油を大さじ1ほど熱し、切った大根とエノキダケを炒める。全体に軽く火が通れば材料がひたひたになる程度にだし汁を加える。

しなびた大根煮:マクロビオティック羅針盤

↑煮立ったら弱火にし、落としぶたをして30分。醤油大さじ3を加え、ざっくり混ぜたら再び落としぶたをして一時間半じっくりと煮込んでいく。

しなびた大根煮:マクロビオティック羅針盤

↑合計二時間煮込んだ大根は、しっかりダシもしみて、サクサク、ホロホロの旨さである。

しなびた大根煮:マクロビオティック羅針盤

↑器に盛り、大根葉水耕栽培コレクションからプチッと少しもいで上に飾りでもすれば完璧。見た目も美しく、ジューシーで、ぺろっと食べられてしまう。

かように、風前の灯火だった大根の命は救われたのだった。

しなびた大根は一本まるごと煮物にする! これで間違いない。


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