マクロビオティックコラム

揚げ物の食べ過ぎで頭痛、吐き気

油というのは諸刃の刃だ。

熱すればかなりの高温となり、「陽性」の効果を発揮する。だから、少量であれば、具を炒めてから味噌汁にするなどの使い方で、料理をよりパワフルにすることができる。

しかし、水に浮く(軽い)ことからもわかるように、基本的に油は「陰性」。摂りすぎれば体に陰性の「吐き気、胃もたれ」といった不調をきたす。

油に限らず、どんなものであっても、食べ過ぎれば害になる。だがとりわけ油というものは、注意しないとつい「摂りすぎ」てしまう代表格だ。

それはひとえに、油を使った料理は美味しいから。特に、たっぷりの油の中で揚げて作る「揚げ物」は、シンプルなマクロビオティック料理の中でも花形だ。

コクがあって、サクサクと歯触りもよく、香ばしい。いくらでも食べられてしまう。

節制をきかせて、適量にとどめれば問題はないのだ。けれど、美味しいがゆえに、「もうちょっといいかな?」が止まらなくなるときがある。

昨日私は、まさにその状態に陥った。「れんこんと長芋のふんわりいかだ揚げ」という新メニューに挑戦し、できあがったものが美味しくて、揚げたてをつい何個もつまみ食いしてしまった。

それでいて、おかずとしてもしっかり食べた。その上、余った材料で追加の揚げ物を作り、それも食べた。

当日は体調も良好だったのだ。ただ、ひどく喉が渇いて、水だけでは癒えず、炭酸水で薄めたワインを飲んだ。その日はそれで無事過ぎたが、翌日が地獄。

とにかく起き抜けから吐き気がする。「な……なんだこれは」とベッドに戻り、仮眠を取った。

眠りから覚めたら、吐き気は若干おさまっていたものの、今度は頭が痛くなってきていた。左側頭部だ。

当サイト、食養療法の紹介の『頭痛』にも書いたが、左側頭部の痛みは「油っぽいものの摂りすぎが発端」となり、さらに「極陰性のもの」を過剰摂取したときに起こるという。

もう、心当たりがありすぎである。油っぽいもの=揚げ物を食べ過ぎている。極陰性=炭酸水で薄めたワインを飲んでいる。

ああ、またやってしまったか……。揚げ物の食べ過ぎで苦しんだのは今回が初めてではない。そのとき、きつく「もう揚げ物は食べ過ぎない!」と心に決めたというのに、忘れたころに間違いというのは繰り返してしまうものだ……。

いやしかし! 失敗こそが良師。失敗するからこそ健康を知り、学んで向上できるのだ。

「転んでもタダでは起きあがるものかあ~!」と気を取り直し、私は、久司道夫氏著『THEマクロビオティック』に載っていた、いかにも体内の脂を溶かしてくれそうな「大根おろしと梅干しのお粥」を作ってみた。

このお粥を食べたところ、頭痛も軽くなって、さっぱりと楽になった。新しいレシピも開発できたことだし、人生万事塞翁が馬! と思いながらも……。

今度こそ! 揚げ物には要注意! 量は質を殺す。量をわきまえよ、量を!

向上しながら、たまに派手に転びながら、私はマクロビオティック道を諦めない!


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