定年退職を数年後に控えた母。最後に職場の人たちに配るお菓子を何にするか、2005年あたりからときどき候補を取り寄せて検討していました。
母の希望は「おかきの詰め合わせ」。一つの袋に数種類のおかきが入ったものです。しかし今まで、パッケージは可愛くても味が気に入らなかったり、なかなか決定には至らずここまで来ました。
原料米は国内産!

↑そんな中、久々に取り寄せてみたのがこちら。小倉山荘の一番人気、『をぐら山春秋(をぐらやましゅんじゅう)』。12袋入りで1050円。

↑原料米は国内産で安心。その他、海苔と黒豆も国内産であると、同封のチラシに書いてありました。

↑原材料を見ても、特に気になるような添加物は入っていません。着色料としては紅麹(べにこうじ)を使っているとのことで、良心的だと感じます。(香料、酸味料、調味料(アミノ酸等)、増粘剤は私の中では許容範囲です。)

↑箱を開けるとこんな感じ。百人一首の和歌が書かれた和紙が入っており、風流な雰囲気。

↑包装紙から中の箱、おかきの袋に至るまで可愛く雅(みやび)で、心が躍ります。

↑肝心の中身は……。ジャーン。それぞれに個性ある、彩り豊かな八種入り。食べてみると……ム! 美味い!
黒ゴマせんべいは濃い黒ゴマの風味、丹波黒豆おかきはサックリとしたおかきに香ばしい豆の味、ザラメせんべいはほどよい甘さ……と、どれも美味しく、全体的な味のバランスも良く、次々と楽しんで食べられます。
たまり醤油せんべいがイチオシ
八種の中でも私が気に入ったのは「たまり醤油せんべい」。甘じょっぱくて、とても美味しかったです。
長岡京 小倉山荘
↑このたまり醤油せんべいは「嵯峨乃焼」としてばら売りもしているようなので、これだけで個別に買いたいくらいです! このせんべいには化学調味料が使われていないそうで、それもポイントが高いです。
プラケースに和歌

↑そして、何より素敵だと思ったのが、食べ終えたあとの透明プラスチックケースに和歌が書かれていること!
一つずつ、違う和歌が書かれているんですよ。だから食べ終えるたび、色んな和歌の世界を楽しむことができます。
というわけで、どうして今までこのおかきを注文していなかったのだろうと思うくらい、一瞬で気に入ってしまいました。
「職場の人に配るのはこれがいいよ! これで決定だよ!」と私は大盛り上がり。母も気に入ったようですが、なんとなく母より私の方が騒いでいるような気もします……。
今後、私自身、何か挨拶などでどなたかに品物を差し上げたいとき、このおかきセットであれば間違いないなと思っています。

↑手提げ袋もつけてもらえて、至れり尽くせりです!
追記:最終的にクッキー詰め合わせになった
2017年追記:上記『をぐら山春秋』は、母より先に、他の人が挨拶のお菓子として使ってしまったそうで(汗)、他のものを再検討した結果(検討した菓子8種一覧はこちら)、母の定年退職時挨拶のお菓子はコロンバンのフールセックというクッキー詰め合わせになりました。↓