マクロビオティックQ&A素朴な疑問編

お金がかかりそうなんだけれど……

確かに食材一つ一つは高価になりますが、余分なものを買わなくなるので出費全体はそう変わりません。原油高高騰のあおりも受けにくいので逆に安上がりかも? 農家直売所を利用すればよりお得。予防医療と考えれば、大幅な節約に。

良い食材は高い、けど……

マクロビオティックでは有機栽培の農産物、無添加で長期醸造の調味料など、自然派の食材を使うことが良しとされています。どんな食物に力が宿っており、何が一番体にとって無理がないか考えたとき、やはりそういう「良い食材」を選ぶことは当然の流れとなってきます。

しかし……。体に良い食材は、薬品を使わない分手間がかかっているので、どうしても値が張ってきます。そこがネックとなり、マクロビオティックに移行できない方もいらっしゃるかもしれません。

けれど、マクロビオティックを始めると「買わなくなる物」が出てきます。肉、卵、乳製品などの動物性食品、白砂糖や化学調味料を使ったお菓子、果物……。これらを削って浮いた分を良い食材を買う費用にあてれば、全体的にはそう出費が増えるということもありません。

マクロビオティックな食事にかかる費用の一例

マクロビオティックな食事

・玄米ご飯・梅干し・ゴマ・べったら漬け・ごぼう汁(豚汁風具だくさん味噌汁)

上の写真は、我が家の基本的な食事内容です。 食材はかなり良質のものを使っていますが、果たして一人分にいくらかかっているのか計算してみたいと思います(数値はややゆとりを持たせて多めに算出しています)。

■主食
・¥100…玄米ご飯/200g(有機栽培玄米80g、国産雑穀大さじ3)
・¥50…有機栽培梅干し/1個
・¥5…有機炒りゴマ/大さじ1/2強
・¥40…もろみべったら漬け(国産特別栽培大根使用)/薄切り3枚ほど
・一人分…¥195

■ごぼう汁(一鍋四人分)
・¥150…有機栽培ゴボウ/1本
・¥80…有機栽培玉ネギ/1個
・¥100…有機栽培にんじん/1本
・¥100…国産かぼちゃ/1/8個
・¥50…国産大根/1/3本
・¥100…国産小松菜/1/2把
・¥70…国産ショウガ/1/2個
・¥100…北海道産昆布
・¥120…国産干し椎茸/3枚
・¥20…圧搾法ゴマ油/大さじ1
・¥30…有機味噌/40グラム
・一人分(深めのお椀にたっぷり)…¥230(四人分…¥920)

☆一人/一食分…¥425

できる限り有機栽培の食材で、量を惜しまず作って、一人一食425円という結果が出ました。

たとえばここから削るなら、ダシとして使った「北海道産昆布、干し椎茸」を無添加の顆粒昆布だしにするという手があります。顆粒昆布だしなら、一鍋に二本(水1リットル分)使ったとして、約66円。昆布と干し椎茸の220円からだいぶ減らすことができます。

野菜の種類を減らすのも一案です。上記の材料は我が家でも「特に野菜の種類が多い日」の内容で、ストックがあまりないときは「ゴボウ、にんじん、玉ネギ、かぼちゃ、しょうが」くらいで作ってしまいます。

経済状況を考えながら、最低限譲れないラインは守り、削れるところを削る工夫をすれば、出費を抑えながらマクロビオティックが実行できます。

農家直売所を利用する

とは言うものの、一般のスーパーなどに出回る有機食材は高価で、手を伸ばすのに躊躇してしまうのも事実。

そこで状況に応じて利用をおすすめしたいのが農家直売所です。

直売所では栽培方法に気を配った新鮮な農作物がお手ごろ価格で売られています。お住まいの地域の郊外に、直売をなさっている農家がきっとあると思います。

安くて美味しい有機玄米取扱い店

マクロビオティックには欠かせない「有機栽培玄米」を買うのにおすすめのお店をご紹介します。

~無農薬玄米取扱いオンラインショップ~
京の米職人
【有機JAS認定】コシヒカリ 京都府 丹後産【送料無料】 真空パック包装を選択でき、長期保存が可能です。
このお店の玄米は新鮮で美味しくおすすめです。

玄米は食事の中で一番の比重を占める「主食」です。主食が美味しければ毎日のごはんも断然楽しいものとなります。

有機栽培(無農薬)玄米はみずみずしくてとても美味しいですから、すべての食材を有機(無農薬)にできなくても、せめて玄米だけでもこだわりたいところです。

予防医療で医療費節約!

マクロビオティックをきちんと実行すると病気にかかりにくいです。予防医療の最たるものです。私も母も、マクロビオティックのおかげでシャキシャキ元気です。

病気になって病院にかかると、それこそお金がかかります。私も、内臓の健康には気をつけていたのに歯の健康を守る意識が高くなくて虫歯になり、歯医者にかかって「予防」の大切さを痛感しました。

歯に関しても、病気を予防しようと思えばお金も手間もかかります。歯ブラシ代、補助器具代、定期検診代、歯石クリーニング代、毎日二十分以上のブラッシング……。

けれど、虫歯になったらもっともっと大変なのです。精神的にも大打撃だし、良い治療を受けようと思えば保険外で数万~数十万のお金が飛ぶし、それだけかけて治療しても一度削った歯が元に戻ることはないし(いずれ再治療が必要)、何度も歯医者に通うから時間も取られるし……。

それを思えば、予防にかかる金や手間なんてたいしたことないです。絶対絶対、予防に力を入れる方が幸せです。予防が一番安上がりなのです。

病気になって高額な医療費を支払うことを思えば、マクロビオティックは偉大な節約術です。現在、日本の医療保障制度も危うくなってきていますし、健康であることがますます大事な時代です。

マクロビオティックを予防医療ととらえ、医療費の節約をしているのだと思えば、「うわ、お得!」って思えますよ。大きな病気にかかる前に、ぜひマクロビオティックを実践してください!

原油高高騰でもあおりを受けにくい!

2008年7月現在、原油高の高騰で食材が次々と値上げされています。輸入小麦粉に始まり、乳製品、卵、肉……。

しかし、値上がりしているもののほとんどはマクロビオティックの料理には使わない食材です。(マクロビオティックで使う食材について詳しくは理論編『マクロビオティック基本ルール』参照)

そして今、お買い得なので大注目なのが、マクロビオティックで主食として重要な役割を果たすなのです。

『安くなった代表格は、お米です。だから、ご飯と安くなっている素材を選んで一汁一菜という食事にすれば物価上昇の影響を避けられます。』(『週刊文春』2008年7月3日号p.163)

なんと週刊誌にまで一汁一菜がお買い得と書かれるご時世です。マクロビオティックは家計を助けるための秘密の書とも言えるかもしれません。

味はどうなのか

次の項(正直、美味しくないのでは?)では、マクロビオティック料理に今一歩手を出せない方の懸案事項であろうマクロビオティック料理の味について説明します。