マクロビオティックQ&A素朴な疑問編

わからなくなったらどうしたら良いか?

徹底的に理論を理解することを試みるorマクロビオティック料理レシピ本に従うor最低限のことを守ってあとは気にしない

陰陽? 無双原理??

わからない

マクロビオティックを一通り理解し、いざ実行しようとしたとき、正しいことをしようと思うあまりにわけがわからなくなってしまうことがあります。

はて、今の私は陰だろうか、陽だろうか? 小松菜とほうれん草ではどちらが陽か? 今の症状を改善するには何を食べたら良いだろうか?

このようなパニックを鎮めるために考えられる方法は三つあります。

1.マクロビオティックの理論を徹底的に勉強して理解する。

2.桜沢如一氏推奨のマクロビオティック料理本に忠実に従う。

3.最低限のことだけ守って、細かいことは気にしない。

1.マクロビオティックの理論を徹底的に勉強して理解する。

勉強する

最も根本的に問題を解決できるのがこの方法です。わからなくなるたびに陰陽表をひもといているようでは、いちいち時間がかかりますし、いつまでも受動的なマクロビオティックになってしまいます。

理論を学び、公式を覚え、自分で応用をきかせられるようにすることが大切です。理論があって初めて技術を使えるようになるのです。理論がわからないままにマクロビオティックを実行しようとするのは危険です(*1)。

多少面倒でも、桜沢如一氏の代表作を読んでみましょう。マクロビオティック本の紹介でおすすめ本を紹介しているので参考にしてみてください。(必ず読むべき本としておすすめなのは『ゼン・マクロビオティック』です)

また、当サイトマクロビオティックQ&A理論編を上から順にじっくり読んでいただくことでも、理解が深まると思います。(マクロビオティックQ&A理論編では、私が桜沢如一氏の本から得た知識を網羅しています)

自分自身で、自分のために、自分の力で、自分自身の病気を克服すること(*2)が目標です。腰を据え、マクロビオティックを深く学ぶのが理想です。

2.市販のマクロビオティック料理本(厳格なもの)に忠実に従う。

本に従う

自分では理論がわからなくても、理論をわかった人が書いたマクロビオティック料理のレシピ本に従うなら正しくマクロビオティックを実行できます。

ただし、マクロビオティックには実行レベルの幅がありますから(参考;マクロビオティックQ&A理論編『マクロビオティック基本ルール』)、その本に記載されたレシピがどのくらいルールを厳格に守っているか、または守り方がゆるやかなのか見極める必要があります。

理論がよくわからない状態で身をゆだねるなら厳格なレシピがおすすめです。マクロビオティック本の紹介で紹介しているレシピ本(『リマ・クッキング』、『マクロビオティックはじめてレシピ』、『毎日のマクロビオティックレシピ140』)はどれも理論に忠実なレシピなので安心して参照できます。

ちなみに、当サイトのマクロビオティック料理レシピに掲載されているレシピも、ルールは基本的に守っていますので元々体調の良い方なら問題なく使用していただけると思います。

ただ、陰陽の面において、病気の方には陰に過ぎると思われるレシピ(トマトや寿司酢を用いたもの)もありますので、体調が思わしくない方は「食養療法レシピ抜粋カテゴリ」か上記の市販レシピ本を参照なさる方が確実かと思います。(中でも、『毎日のマクロビオティックレシピ140』は実用的で、簡単で美味しいマクロビオティック料理が作れます)

3.最低限のことだけ守って、細かいことは気にしない。

気にしない

理論を理解するのに費やす時間ややる気がない。レシピ本を参照して料理を作るのも面倒。でもマクロビオティック的に、健康に生きていきたい。

そんな風に思ってらっしゃる方も多いと思います。大丈夫、できます。踏み外してはいけない最低限のことを守るだけでも、無頓着に暮らすよりは格段に人生の質が向上します。

私の考えるマクロビオティック最低限実行項目は以下の五つです。

1・全粒穀物を主食にする。
2・国産食材を買う。
3・必ず商品裏の原材料を見て、添加物の入っていないものを選ぶ。
4・白砂糖は避ける。
5・肉、卵、乳製品はなるべく食べない。

2に関連して、国産食材を選ぶことで「遺伝子組み換え食品」を自然と避けることができます。(遺伝子組み換え食品は不自然です。不自然なものは概して心身に良くありません。)

3に関連して、毒性が強いため添加物として特に避けるべきは保存料の「ソルビン酸」、「ソルビン酸K(カリウム)」、「安息香酸」、「安息香酸ナトリウム」発色剤の「亜硝酸ナトリウム」です。(*3)

根拠はよくわからなくても、陰陽も無双原理もちんぷんかんぷんでも、上記5項目さえ守って暮らせばかなり良い線をいけると思います。

そして、時間とやる気が出たときに、マクロビオティックの理論を改めて勉強してみてください。

補足:5項目も守れないという方へ

最低限守るべき5項目を上述しましたが、「多すぎる、できない!」と思われる方もいらっしゃると思います。

そんなとき、一番実行しやすくて、なおかつ効果の高いものは何か?

私は、国産食材を買うことだと思います。

全粒穀物(玄米など)は味の関係で続けられない。白砂糖を避けるのは、市販の菓子を買う限り難しいし、添加物もよくわからない。肉や卵も食べたい。そんな方でも、「国産食材を買うこと」は可能ではありませんか?

国産の野菜、果物、米、肉、魚、卵を食べる。他の制限は一切なし。それならできそうではありませんか?

そんなことでも、マクロビオティックで最も大事な「身土不二」という条件はクリアしていることになります。(参考:理論編『身土不二とは』)

体にも良いし、日本の食糧自給率アップにもつながるし、良いことづくめです。

何か一つでも、簡単なところからマクロビオティックをやってみたい方。ぜひ、国産食材を選んで食べるようにしてみてください!

次項:人付き合いに影響は……

次の項(人付き合いに支障をきたさないか?」)では、マクロビオティックを行っていない人との人間関係について考えてみます。

(参考:
*1、*2 桜沢如一著『ゼン・マクロビオティック』p.18,32
*3 渡辺雄二著『全網羅 食品添加物危険度事典―合成・天然物質のすべてをチェック