マクロビオティック勉強に役立つ本の紹介

地球と人類を救うマクロビオティック

地球と人類を救うマクロビオティック―世界平和実現は食生活の改善から
地球と人類を救うマクロビオティック―世界平和実現は食生活の改善から
久司 道夫(著)
価格: ¥ 1575 (税込)
出版社: たま出版 (2001/11)
「地球と人類を救うマクロビオティック」を読んだ感想
さすが世界を見てきた久司氏という感じです。知らなかった食の現実を突きつけられ、戦慄しました。

『アメリカにおいてマクロビオティックに対する理解が深まっていることから、消費者の牛肉離れが進んでいることもあって、(略)日本への輸出攻勢が激しくなり、アメリカでは売れない脂身の多い肉がどんどん日本に入ってきているのです。』(p.25)

『養殖のタイやハマチなどの餌にも、すでに陸上の動物の肉骨粉が入っているのです。』(p.32)

『アメリカのニワトリのおおよそ四○%には、腫瘍やガンができています。私たちの口に入っているのは、その部分を取り除いて、売られているものなのです。』(p.228)

食については関心があり、ある程度の知識を持っているつもりでしたが、アメリカで余った肉を売りつけられていることや、魚の餌に肉骨粉が使われていること、ガンになったニワトリの肉を食べさせられているだなんて知りませんでした。

そんなものを食べていたら病気になるに決まっています! 何の警戒心も抱かず食べていたものに疑いの目を持ち、より安全な食品を求める心を呼び起こすため、必要な情報が書かれていると思います。

また、マクロビオティックが世界一の食形態であり、それを皆が実行できるようになるためには国が動くことが不可欠であるという訴えが、本書の大きなテーマになっています。なぜマクロビオティックが世界一と言えるか、その根拠が、実際に病人を治した経緯や科学的研究結果などから解説されています。

もう一つ、他の本にはない特徴として、久司氏がマクロビオティックと出会うまでのいきさつや、出会ってからの行動が詳しく描かれていることが挙げられると思います。桜沢如一氏との関わりも濃密に書かれ、久司氏が紛れもなく桜沢氏の愛弟子であったことが伝わってきて、桜沢氏の本をたくさん読んで学ばせてもらった私としてはそのことがなんだか嬉しくて涙が出ました。

ウェスティンホテル大阪で出されたマクロビオティックメニューの紹介や、ごま塩の詳細な作り方(イラストまで入っています)など、内容は多岐に渡ります。

『私たち日本人は、世界でもっとも素晴らしい、エネルギーの高い環境に暮らしています。』(p.260)

環境に恵まれ、食に恵まれた私たちが、世界を救うための食のリーダーとして立ち上がらなくて何とするでしょう。自覚を持ち、できることからでいいから正しい食のあり方を広めていきたい。そんな風に思わされました。