マクロビオティック勉強に役立つ本の紹介

健康の七大条件

健康の七大条件 (マクロビオティックの本)
健康の七大条件
桜沢 如一(著)
価格: ¥ 1,000 (税込)
出版社: 日本CI協会 (2006年08月)
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「健康の七大条件」を読んだ感想
桜沢氏が70歳のときに書かれた(桜沢氏は73歳で没)もので、それまでの書籍の総まとめといったおもむきの本です。マクロビオティックの基本や具体的な方法、無双原理の説明がされない上に、桜沢氏独自の用語(第1~7判断力など)も注釈なしで出てくるので、あらかじめそれらを学んでおく必要があります。

そのため、少なくとも『ゼン・マクロビオティック』、 『食養人生読本―マクロビオティック健康と幸福の人生設計』を事前に読んでおくことをおすすめします。(他、できれば『 宇宙の秩序』、『無双原理・易』)

桜沢氏が提唱してきた「健康の六大条件」(疲れない、ご飯がおいしい、よく眠る、もの忘れをしない、ゆかいでたまらない、思考も行動も万事スマート)に、新たに加わった条件「ケッシテうそをつかない」=「正義」について主に語られています。

『人は奇蹟を行う力をミナもっているのだ! この自信をシッカリ身につけるコトこそ正義であって、ソレは「永久に実現できないモノ」を即身で実現したコトである。』(p.73)

70歳のにぎやかな誕生パーティーの様子も描かれ、満足げで喜びにあふれた桜沢氏の様子が目に浮かぶようです。『とまれ、私のライフ・ワークは、メデタク終点に達した。』(p.120)

「ミチオ」(久司道夫氏。アメリカでマクロビオティックを広めた)のこともよく出てきます。

『私はコンナ態度のヤセギスの白面の青年の云うコトを大きな二十貫もあるような大兵肥マンの男や女のアメリカ人が一心にきいて、ついてくるのが一つの奇蹟だと思える。』(p.62)なんて書かれていて、久司氏へ注ぐまなざしの温かさを感じます。

桜沢氏の心情吐露も多く、他の著作とは違い、マクロビオティックというより桜沢氏本人の核心に迫ることができます。『私はソレほど、私自身については自信のない男であった』『私はドンナに非難され、攻撃されても、スラスラと、ヤスヤスとそれを受取ってしまう。決して反感をもつコトがない。』(p.13)

本書を読み、桜沢氏へ抱いていたイメージが変わりました。もっと厳格で恐ろしい人だと思っていたのですが、どうやら違うようです。情熱はあるけれど繊細で、向こう見ずに見えるほど自分の気持ちに正直な人。謎だった桜沢氏の輪郭が本書によってぐっとはっきりし、本当の先生のように親しく感じられるようになったのは大きな収穫でした。

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桜沢如一氏の著作
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「胃腸病」、「心臓病」、「腎臓病」、「脳溢血」など、120項目に渡る病気の、食物による対症療法が説明されています。具体的な「食物療法用品」(番茶、ゴマ塩、芋パスター等)の解説や作り方、効能も載せられているので、実用的です。

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陰とは何か、陽とは何かという、マクロビオティックを実践する上で最も大切な「物事(食物を含め)をすべて陰陽で判断する方法」が説かれた本です。易しい言葉で、エッセンスのすべてが書かれています。

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マクロビオティックに生きる柔道の精神について書かれています。とても霊的真理に満ちた内容で驚きました。マクロビオティックの奥に、こんなスピリチュアルな世界が隠されていたなんて!

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伝教という仏僧の生き方に感動した桜沢氏が、今のままではダメだ、もっと頑張らなくてはと自分や読者を叱咤激励します。他、桜沢氏からの手紙、マクロビオティックから見た発生学について。

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久司道夫氏の著作
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ウェスティンホテル大阪で出されたマクロビオティックメニューの紹介や、ごま塩の詳細な作り方(イラストまで入っています)など、内容は多岐に渡ります。環境に恵まれ、食に恵まれた私たちが、世界を救うための食のリーダーとして立ち上がらなくて何とするでしょう。自覚を持ち、できることからでいいから正しい食のあり方を広めていきたい。そんな風に思わされました。

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栄養学から見たマクロビオティックの記述が詳細です。マクロビオティックを現代栄養学の観点からも考えたい方にうってつけだと思います。

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THEマクロビオティック

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593ページもあって読むのが大変です。医学事典のように、食事療法に特化した内容です。『病気と症状』というページが300ページ以上もあります。読んでいて、自分は医者になろうとしているのだろうか、なぜこんなにたくさんの病気について勉強しているのだろうとなかば疑問になってくるほどです。

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マクロビオティック健康法

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久司氏の主張が過不足なくまとめられた一冊です。実用的でもあり、思想的でもあります。久司氏のマクロビオティック理論を深く知りたい方は、この本をまずおすすめします。癌の進行の仕方が興味深かったです。

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マクロビオティック料理レシピ本
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易しいレシピばかりなので手も出しやすいですし、かなり使える一冊です。食品の陰陽についても、簡潔に、しかしかなり突っ込んで説明されています。レシピを知るだけでなく、理論を学べるので、料理がより楽しくなります。

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かなり厳格にマクロビオティックのルールが守られた、きまじめなレシピ集です。見ているだけで体が浄化されてくるようです。

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その他の健康関連書籍
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前半がビタミンやミネラルの説明(にんじんの効能についてもここで語られる)、後半が種々の病気に対する処方箋(主に野菜ジュースのレシピ)という構成になっています。

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玄米のぬか層にはがん細胞を自己死に導くRBF、RBAという成分が入っているそうです。それを溶出させるためには玄米を乾煎りしてから炊かなければいけないという驚きの事実を本書によって知りました。

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マクロビオティックおすすめ本
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マクロビオティックの基本となっている「無双原理」が、易や分光学の観点から学術的に解説されています。

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北海道旭川市在住。お茶の水女子大学卒業。

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