魔法のメガネ
魔法のメガネ 購入ページへ
「魔法のメガネ」を読んだ感想
陰とは何か、陽とは何かという、マクロビオティックを実践する上で最も大切な「物事(食物を含め)をすべて陰陽で判断する方法」が説かれた本です。
『この本は純真な少年少女たちの読みものとして書かれましたが、むしろ、おとなを喜ばすでしょう』と巻頭に書いてある通りの内容です。つまり、一見易しそうなのに、内容はかなり難しいということです。
十人の少年少女たちが断食のために高原までキャンプをしに来たところから物語が始まります。桜沢如一氏は小説家になるのが最初の夢だったそうですから、作家としての才能が生かされています。
少年少女たちは、雰囲気からして小学校高学年くらいでしょうか。「十日間の断食」を目的にキャンプをするなんて(大人の付き添いもなしで)、どれだけストイックで、悟りを開いた子どもたちなんだろうと感心してしまいました。
その子どもたちが三日間断食したところで、「いのちのふしぎの命(みこと)」という神様が、もう十分努力したということで子どもたちに陰陽の原理を教え始めます。この、物事を陰陽で見られるようになる判断力が「魔法のメガネ」というわけです。
子どもたちと神様の問答で話は進んでいきます。空は大地に比べ陰性か? 陽性か? 一番陽性な職業は何か? 陰性な職業は? こんな質問を通して、読者も陰陽の考え方を学んでいけます。
言葉は平易ですが、内容はかなり突っ込んだものになっています。無双原理や宇宙の秩序まで出てきて、「おっ? けっこう骨がある内容だなあ」と、読むスピードを落としてじっくり考えなければいけませんでした。
禁忌食と、『基本食(正食第一課)』がわかりやすい言葉で書かれ、子どもでもマクロビオティックを自分の判断の元に実行できるようになっています。「マクロビオティックってこんなに簡単なんだあ~」と思うような簡潔さです。複雑に考えればどこまでも入り組んだ様相を見せるマクロビオティックですが、本当はとても単純で簡単なものなのだなと思わされます。
大事なエッセンスはすべて詰め込まれた一冊だと思います。桜沢如一氏の理論の総まとめといった感じで、おさらいのように読むと面白いと思います。
『この本は純真な少年少女たちの読みものとして書かれましたが、むしろ、おとなを喜ばすでしょう』と巻頭に書いてある通りの内容です。つまり、一見易しそうなのに、内容はかなり難しいということです。
十人の少年少女たちが断食のために高原までキャンプをしに来たところから物語が始まります。桜沢如一氏は小説家になるのが最初の夢だったそうですから、作家としての才能が生かされています。
少年少女たちは、雰囲気からして小学校高学年くらいでしょうか。「十日間の断食」を目的にキャンプをするなんて(大人の付き添いもなしで)、どれだけストイックで、悟りを開いた子どもたちなんだろうと感心してしまいました。
その子どもたちが三日間断食したところで、「いのちのふしぎの命(みこと)」という神様が、もう十分努力したということで子どもたちに陰陽の原理を教え始めます。この、物事を陰陽で見られるようになる判断力が「魔法のメガネ」というわけです。
子どもたちと神様の問答で話は進んでいきます。空は大地に比べ陰性か? 陽性か? 一番陽性な職業は何か? 陰性な職業は? こんな質問を通して、読者も陰陽の考え方を学んでいけます。
言葉は平易ですが、内容はかなり突っ込んだものになっています。無双原理や宇宙の秩序まで出てきて、「おっ? けっこう骨がある内容だなあ」と、読むスピードを落としてじっくり考えなければいけませんでした。
禁忌食と、『基本食(正食第一課)』がわかりやすい言葉で書かれ、子どもでもマクロビオティックを自分の判断の元に実行できるようになっています。「マクロビオティックってこんなに簡単なんだあ~」と思うような簡潔さです。複雑に考えればどこまでも入り組んだ様相を見せるマクロビオティックですが、本当はとても単純で簡単なものなのだなと思わされます。
大事なエッセンスはすべて詰め込まれた一冊だと思います。桜沢如一氏の理論の総まとめといった感じで、おさらいのように読むと面白いと思います。