【大相撲】遠藤の印象的だった取組二つ紹介。1・相手に警戒心を抱かせるだけで勝つ。2・珍しい足技。【2023.9秋場所】

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2023年9月秋場所。

今場所、前頭十枚目だった遠藤の取組をすべてチェックしましたが、中でも印象的だった二番を振り返ります!

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その1・相手に引かせた

一つ目がこちらの「VS錦富士」戦(13日目)。↓

大相撲
(画像出典:2023年9月22日放送 NHK総合1 大相撲秋場所 13日目 画像内円、矢印、文字は筆者)

↑立ち合いの当たりは両者とも同等に強い感じだったのに、すぐに、錦富士が引いて、遠藤をはたき込もうとして、それにうまくついていって落ちなかった遠藤が最終的に押し出しで勝利したのですが、これ、見ていて、あれ、何で錦富士は引いたの?と疑問に思ったのです。

もみ合っているうちに押され負けして引いたとかではなく、同等の立ち合いに見えたのち、すぐに引いたものですから。

遠藤に回しを取られるのを嫌がっている

大相撲
(画像出典:2023年9月22日放送 NHK総合1 大相撲秋場所 13日目 画像内円は筆者)

↑そこで、取組をスロー再生でよく見たところ、遠藤は立ち合い後、すぐに、左手で錦富士の前廻しを取ろうとしているんですよね。

それを回避しようと錦富士の腰が引いてしまった結果、遠藤を呼び込むような形になり、無理なはたき込みのような感じになっていったようです。

遠藤に組まれたら終わり

遠藤は、特に廻しを取って組む相撲が上手く、それが有名です。

得意な形は「左四つ」で、それに持ち込まれることを恐らく錦富士は警戒していて、警戒するあまりに腰が引けてしまったと思われるわけですが、それほどまでに遠藤の四つは脅威である」「遠藤に組まれたら終わりというのが力士に浸透しているというのが、遠藤がいかに今まで四つ相撲の強さを見せつけてきたかということを表していて警戒心を抱かせるだけで勝つという新しい勝ち方をしたのも遠藤のこれまでの努力の賜物だなと思いました。(もちろん、はたきに負けずついていった遠藤の強さも勝った要因です。)

その2・足技

印象的だった取組の二つ目が千秋楽の「VS琴勝峰」戦。↓

大相撲
(画像出典:2023年9月24日放送 NHK総合1 大相撲秋場所 千秋楽)

↑遠藤らしい粘り強い相撲の末に、相手をひっくり返すような豪快な勝ち方をしました。(決まり手:切り返し)

え、何事何事?? 今、どうやって勝ったの?

と思ってスロー再生で確認したところ……。↓

大相撲
(画像出典:2023年9月24日放送 NHK総合1 大相撲秋場所 千秋楽 画像内円は筆者)

↑遠藤が、相手の右脚に、後ろから自分の左脚を引っかけて転ばせていたんですよね!

え、何だかすごい足技!!

遠藤の取組は、特に2014年以降は欠かさずすべて見ているつもりですが、こんな足技で勝ったことって今まであったっけ??

あったかもしれないのですが、記憶にはなくて、母とも、「遠藤がこんな足技で勝つの珍しいね!!」と話しました。

足技が特徴的な力士としては旭大星とか時天空が思い浮かぶのですが、遠藤も足技を使える力士だったんですね!!

遠藤の、力士としての新しい可能性を見たようで、印象に残った一番となりました!

まだまだ頑張れ

今場所、9勝6敗と勝ち越した遠藤。

良い内容の相撲が多くて、来場所に期待が持てました。

遠藤の相撲は味わい深くて、相撲の奥深さを感じさせてくれるので、やっぱり良いなあと見ていて思います。

これからも、遠藤なりの相撲道を見せていってほしいです!

頑張れ遠藤!!

運営者紹介

大相撲 春夏秋冬」運営者のです。

遠藤関の登場で大相撲ファンになりました。遠藤関の活躍を中心に、大相撲で気になったことを記事にしています。

その他の主な注目力士は、正代朝乃山

北海道旭川市在住。お茶の水女子大学卒業。

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