【8】あらや滔々庵の夕食(その1)~加賀の地物豊富な懐石料理

夕食の時間

大浴場の見学を終えた頃には、夕食の時間として指定した「18:00」が近づいていました。

三時間ほど前、空港に着いたときはひどい飛行機酔いで具合が悪く、今回の旅行で最も楽しみにしていた「あらや滔々庵での夕食」を無事に食べられるか心配だったのですが、館内を巡っているうちにすっかり気分も良くなっていました。

17:50頃、部屋のドアがノックされ、ついに夕食の始まりです!

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祝いの言葉が嬉しい

あらや滔々庵 食前酒 夕食 夕飯 懐石

↑おしぼり、冷水ボトル、お冷や用グラスがセットされたあと、最初にテーブルに置かれたのは食前酒。「菊姫にごり酒 一年物」です。

仲居さんが母の杯に注いでくださる際、母の定年退職について「お疲れ様でございました」と言葉をかけてくださったおかげで、なんとなくその場の「祝いの席度」がアップして嬉しかったです。

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突き出し

あらや滔々庵夕食 夕飯 懐石

↑続けて、突き出し(「湯葉すり流し」、「胡桃豆腐」)と、八寸の載ったお盆が出されました。

あらや滔々庵夕食 夕飯 懐石

↑最初に箸をつけたのは「湯葉すり流し」。湯葉というから、シンプルに豆乳っぽい味わいなのかと思っていたら、しっかりダシがきいていて美味しい!

起床から夕食にいたるまで、口にしたのは出発前の「梅干し一個」と、お宿到着直後の「麩饅頭+抹茶」だけだったのでお腹はぺこぺこ。この「湯葉すり流し」が胃に染みました。

あらや滔々庵夕食 夕飯 懐石

↑「胡桃(くるみ)豆腐」は、胡麻豆腐の胡桃バージョンのような感じで、ねっとりとしてこれまた美味しい。上に、蜜をからめた胡桃がのっていて、これも良いアクセントになっていました。

八寸

あらや滔々庵夕食 夕飯 懐石

↑八寸は、全七種。一つずつクオリティーが高いです!

中でも、「秋刀魚の棒寿司」は、薄切りの生姜が入っていて、生臭くなく美味しかった。「白山堅豆腐の味噌漬け」は、「白山堅豆腐」という地元の食材が使われているのが良いですよね! はるばる石川県まで来たんだなあ~と思えます。塩気がちょうど良く、チーズのようで美味しい!

「石垣むかご真薯のウニのせ」は、柔らかなかまぼこのような感じ。

そして「きぬかつぎ」は小さな里芋を皮のまま蒸したものなわけですが、私はこれを食べるのが初めてで、皮まで食べてしまいました

すると母に「それは皮を剥いて食べるものだよ」と言われ……(笑)。でも、じゃがいもの皮のように薄くて食べやすく、その後、お腹の調子がおかしくなることもありませんでした。

「芹の胡麻浸し」には、しめじと白ごまも入っていました。カツオだしがよくきいています。

「車エビ」はカラリと揚げてあり、海老フライのようでした。身がプリプリ柔らかで美味しかった!

あらや滔々庵夕食 夕飯 懐石

↑ちなみに箸は「利休箸」(りきゅうばし)(杉製)で、ひんやり湿っていました。「清めの意味と、手にしっとり馴染むように冷水で湿らせてあります」との説明がありました。

また、箸置きは「おめでたい松」とのことで、今回、母の定年退職祝い旅行であることを意識してくださったようでした。その心遣いが嬉しかったです。

椀物

あらや滔々庵夕食 夕飯 懐石 お椀

↑次は「きのこ真薯の椀物」。柚子が良い香り! 真薯にはしめじと椎茸がたっぷり。ふわっふわで、ダシをすすりつつ食べると満足感大。

あらや滔々庵夕食 夕飯 懐石

↑そしてお椀が運ばれてきたタイミングで、「お飲み物はお熱いお茶をお持ちしましょうか」と、仲居さんが加賀棒茶の入った急須を持ってきてくださいました。ありがたい!

お茶は有料かと思っていた

実は、旅行の計画を立てている段階で、「あらや滔々庵の夕食時における飲み物」については不安を抱いていたのです。

なにせ、私は高級旅館に泊まるのは生まれて初めて。高級旅館って、夕食時に「有料のお酒」を頼むのが一般的で、酒を飲まない人は「有料の水やお茶」を頼むことになるのかな? なんて思っていたのです。

ですから、最初に冷水ボトルとグラスがセットされていたことにまず安心しましたし、さらに、こちらが何も言わなくてもお茶を用意していただけて、とてもありがたかったです。もちろん、余分なお金は取られませんでした(笑)。

ちなみに、あらや滔々庵のお水はとても美味しいんですよ! とてもクリアで、ミネラルウォーターなのかと思って伺ったら「水道水なんです」とのこと。でも、多くのお客さんが同じように、この水が水道と知って驚くのだとおっしゃっていました。

お造り

あらや滔々庵夕食 夕飯 懐石 お造り

↑次は楽しみにしていた「お造り」! 魚、貝、イカ、海老と、バランスの良いラインナップ!

どれも新鮮で! 臭みがなくてとっても美味しいです!

調味料として、「醤油」だけではなく「能登の粗塩」が用意されていたのが面白かったです。塩で刺身を食べるのは初めてで、試してみた結果、魚の甘みは引き立つものの総合的にはやっぱり醤油の方が好みかなと思いましたが、新たな刺身の味わい方を教えてもらったようで楽しかったです。

あらや滔々庵夕食 夕飯 懐石 お造り

↑あと、特筆すべきはお造りに添えられていたツマ! 細く切ったシソが混ぜてあって、とても香りが良く、美味しかったです。このツマだけでもわさわさ食べたい感じでした。

食べたかった「のど黒」

あらや滔々庵夕食 夕飯 懐石 焼き物 のど黒

↑次は「焼き物」。「のど黒の塩焼き」です~~! 食べたかったのど黒~~!!

軽く酢橘をかけていただきます。とっても良い塩加減! 皮まで美味しい! よく脂がのっています! 添え物の「焼き銀杏」も、熱々ツヤツヤほっくり! 「酢取り茗荷」も、さっぱりしていて美味しかったです。

鴨ロース

あらや滔々庵夕食 夕飯 懐石 鴨ロース

↑続いて「口替わり」の、「鴨ロース煮」! 鴨肉は柔らかくて、醤油ベースのとっても良いお味です。

肉類はその臭みが苦手だという母も、この鴨ロース煮は「美味しい」と喜んで食べていました。

添えてあるのは、「イチジクの白掛け」。イチジクに、豆腐ベースの白和え衣と、石榴(ザクロ)が一粒のっています。とても甘いイチジクなのですが、豆腐ソースとともに食べることで立派な一品料理になっていました。

マスカットも実がパツパツでジューシーでした!(母と、「これ、皮は剥いて食べる? そのまま食べる?」なんて言いながら、結局できるだけ皮は剥いて食べました。)(あらや滔々庵の夕飯その2に続く)

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