【大相撲】遠藤、千秋楽に渾身の相撲を見せるも、膝が痛そう【2015.11九州場所】

2015年大相撲九州場所、千秋楽。

今日、「遠藤は休場するだろう」と私は思っていました。

というのも、昨日の取り組みがあまりに痛々しかったのです。

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痛そう

大相撲 遠藤 膝
(画像出典:2015年11月21日放送 NHK総合1 大相撲九州場所14日目)

↑対・佐田の富士戦。土俵際に追い詰められ、膝に力がかかった瞬間、遠藤の表情が歪(ゆが)みます。

土俵下に飛び降りたあと、くずおれ、そのまま立ち上がれません。

なんとか立ち上がってからも、土俵に手をついたまま動けず。

花道を退いていくときも、痛みのせいか顔が強(こわ)ばっていました。

……いつも、痛くても痛いことを表情に出さない遠藤がここまで顔に出すとは、よほど膝の状態が良くないに違いない。

八日目から様子がおかしくて、心配はしていたけれど、そのときより悪化してきているようだ。

遠藤、昨日の取り組みで右膝に負担が? 左膝も治りきっていないのに…。しかし松岡修造さんの「崖っぷち、だーい好き」という言葉を思い出して奮い立ちました。遠藤ならこの試練を乗り越えてくれると信じています。

↑八日目。

もう限界だろう。これ以上相撲を取るのは良くない。

けれど、もしかしたら……とも思いました。残り一日だから、最後まで土俵に立ってけじめをつけたいと遠藤だったら考えるかもしれない。急逝した北の湖理事長が願った「土俵の充実」のためにも、辛くても相撲を取りきるべきだと思っているかもしれない。

遠藤だったら、あり得る。けれど、物理的に、膝が無理で出場はできないのではないか……。

出場

どうなるかな……と思っていたのですが、結局、遠藤は……。

土俵に上がりました。

ああっ……。遠藤、やっぱりあなたはそっちを選んだんだ。う~~ん、ファンとしてはその姿を見られるのは嬉しいけれど、膝が……膝がっ……。

対戦相手は妙義龍(みょうぎりゅう)。取り組みが始まり、土俵際に追い込まれた遠藤の右足が俵(たわら)にかかります。

あーっ! もうだめ、そこで踏ん張らないで、もう土俵から出て!!

と思ったのですが、遠藤は猛然と妙義龍を押し返します。

両膝に力が入っているのは一目瞭然。一歩踏み込むごとに、きっとひどい痛みが襲っているはずです。

イヤーッ! もうやめてーーっ!! そんな相撲のとれる膝じゃないのよーっ!! 遠藤ーーっ(泣)!!

そのまま押し切って、決まり手「寄り倒し」で勝利……!↓

大相撲 遠藤 膝
(画像出典:2015年11月22日放送 NHK総合1 大相撲九州場所千秋楽 画像内矢印は筆者)

↑したのは良いけれど、遠藤、土俵上でそのままぐったりしてしまいます。

動けない

自ら土俵下に転げ落ち、動けません。

起き上がったときも痛そうな表情。

勝ち名乗りを受けるときも表情は歪みっぱなし。

土俵から降りて足を着く瞬間も痛そう。

土俵下で立っているときも、遠藤は頬を紅潮させ、痛みに耐えているようでした。

頑張り屋

ああ~。どんな頑張り屋でもそこまでは頑張らないだろうというラインを、遠藤は超えてくるんですよね。

2015年の春場所(3月)に左膝に大怪我を負ったのに、その次の場所(5月)に出場の意向と聞いたときもその精神力の強さに驚いたけれど、今回は、驚きを通り越して肝を冷やしました。

遠藤は、痛む膝を押して、最後の力を振り絞るような強い相撲を見せてくれました。膝が万全であれば、これが本当の遠藤の相撲なんだよ! と言いたくなるような。

少しでも長く遠藤の相撲を見ていたい身としては、こんな相撲人生の道半ばで、最後の力を振り絞らないで! 今は、これからを見据えて、膝を大事にして! ……と思ってしまいます。

けれど、自分の信念を貫いて、頑張りすぎるほど頑張る姿からは、遠藤という力士の本質が見えます。

もっと自分に甘くなっても良いんじゃないかと思えるほど苦難から逃げない遠藤だからこそ、力士として信頼できる。

遠藤は、自分自身にとって最善の選択ができる人だろう。だから、膝のことも、とても心配ではあるけれど、遠藤を信じ、任せます。

しかし、左膝がようやく回復の兆しかと思えてきた頃に次は右膝で、現在、遠藤のどちらの膝に激痛が走っているのかは判然としませんが、物事、思ったとおりにはいきませんね……。

でも、そんな試練の中でも、前向きに、自分のできることを精一杯やっていく。その連続で道が開けていくんですよね。

どうか遠藤の膝が良くなって、思い切り相撲を取れる日が一日でも早く来ますように。

回復を祈ります。頑張れ!! 遠藤!!

(2015.11.28追記:スポニチアネックスの記事によると、遠藤が今場所中に傷めたのは「右膝」ではなく「右足首」とのこと。いずれにせよ早く良くなるとよいなと思います。)

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