アニメ・火ノ丸相撲。
高校相撲インターハイの団体戦準決勝が描かれた「第18・19話」は、今までの火ノ丸相撲の集大成といった感じで、とても白熱していて面白い！！
原作コミックスを、1～2巻だけとはいえ読んでから（*1）は、キャラへの理解が深まってますます愛着がわき、アニメで活躍する登場人物たちがより躍動して感じられます！
（*1：原作とアニメにどんな違いがあるのか知りたくて読みました。考察記事はこちら。↓）
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戦友・石神高校の面々
↑観客席には、インターハイ県予選で負かした石神高校の面々が応援に駆けつけてくれています。
石神高校は、火ノ丸たちに最初に立ちはだかった敵とも言える存在で、不良の巣窟だったこととか、今となってはもうすでに懐かしい。
あのときの敵が今は友とは感慨深いし、嬉しい。
しかし……左端にいる真田の、あの、ガタイに似合わぬ猫のTシャツが気になりすぎる……（笑）。
天王寺獅童は意外と真面目系
小関部長の対戦相手である榎木（鳥取白楼高校）の回想シーンで、あの、インターハイ個人戦で火ノ丸に勝利した天王寺獅童の中学生時代の姿が出てきましたが、これが、案外真面目な感じで意外でした。↓
↑天王寺獅童といえば、眉毛が無くて、目の縁が太いアイラインを引いたように黒々として、荒くれ者っぽい雰囲気があるので、学校ではけっこう不良っぽい生徒なのかなと思っていたのですが、この画像を見る限り、かなり普通ですね。
襟元のボタンが開いていて、そのへんはちょっと格好つけた感じではありますが、上履きは学校指定っぽい白い靴だし、かかとを踏みつぶしているわけでもないし、ダチ高の五條君に比べればよっぽど不良度が低いですね（笑）。
正統派ボスってわけですか。榎木君が憧れるのもわかる気がします。
蛍君の勇姿！！
そして！！ 第18話のハイライトと言えば！！
あの！ 華奢フルート少年・三ツ橋蛍君の戦いですよ！！！
二回突っかけて
立ち合いで後ろに歩み去って相手を苛立たせた上で
猫騙しからの
八艘跳び
これはすごかったです。
↑蛍君がわけのわからないことばかりするものだから、相手（首藤）が怒り狂っちゃって、こんな、進撃の巨人に出てくる巨人みたいな表情になってしまったことに、見ていた母が笑っていました。
↑そして、首藤の後ろを取って、押しに押す！！
行け！！ 蛍君！！ 頑張れ！！
↑廻しをつかまれ、投げられそうになったところを、内掛けしながら、敵と共に土俵外へ！！
えっ、何これ、勝った？ 勝ったんでしょ？？
↑固唾をのんで見守っていたら、
東の勝ち！
って、
うおーーー！！ 大太刀高校の勝ち！！ 蛍君勝ったーーー！！！
物言い
……しかし。
↑ぬか喜びも束の間。
なんだか知らないけどですね、物言いがついてですね、先ほどの蛍君の取り組み、同体取り直しになってしまいました！！！
えーーーーーっ！！
そりゃないだろう、蛍君の勝ちだよ！！ 何で取り直しなんだよ！！ ビデオ判定見せてくれよ！！（泣）
……テレビ画面前での必死の抗議もむなしく、取り直しが行われた結果、足を痛めていた蛍君はなすすべも無く土俵に倒されてしまったのでした。
あー、もう、そんなことってあり？？ やっと蛍君が一勝できると思ったのに！！（泣） 勝たせてあげてよーー！！
仇取り・國崎
そんな、弱いなりに必死で頑張って負けた蛍君のことを、相手校の加納が
勝てなきゃ結局無意味。努力ってのは勝って初めて評価される。
と切り捨てます。
↑そこで登場するのが！ 加納の対戦相手である國崎千比路。
結局最後まで勝てねえんじゃねえかホタル。（略）
ホタルは勝つために努力してきたよ。でも勝てなかった。全敗だよ。結果だけ見りゃいてもいなくても一緒、何もしてないのと一緒だ。
でもな、横であいつの努力をずっと見てたらそれが全て無意味なんて俺は思わねえし、誰にもそんなことは言わせねえ！
と、言っていることは非常に格好良いのですが、「ホタル」「ホタル」って、いつまで蛍（けい）君のことを「ホタル」と言い間違うんですか！！（笑）
真面目な内容なのに、國崎が「ホタル」なんて言うから、集中力が途切れる……（笑）。
あと、「いてもいなくても一緒」って言い過ぎじゃね？？（笑） 蛍君がいなければ、人数が足りなくてインターハイに出られなかったんだから、いなけりゃ困るでしょ……。
と、熱く仲間を庇（かば）う割には相変わらず空気読めない感満開の男だなと思いました（笑）。
けど、國崎って、一言余分ではあるけれど、おおらかでいい奴ではあるんですよね。
火ノ丸の道もホタルの道も無意味じゃねえ。それをホタルに熱をもらった俺がてめえに勝って証明してやるよ！
と、國崎は見事に勝利をつかみます。
小心者・五條君
そして次が五條君の出番なわけですが、五條君……。↓
↑非常に緊張しています……（笑）。
五條君が意外と小心者なのは可愛いですよね。
小関が負けたのだって元を正せば俺があいつから奪ったあの二年間のせいなんじゃ……。
それにこの試合にはみんなの夢が、チビの将来が……。
と、また、相撲道場を占領していたことを悔やんでいるし……。（笑）
アニメ内でこのことについて悔やんで苦しんでいるの、これで三回目ですよ！！ ……でも、五條君の、過去のあやまちを忘れない姿勢は評価したい……。
しかし、そんな五條君に、火ノ丸が「これはピンチじゃなくて、チャンスじゃねえのか」と声をかけ、五條君はハッと立ち直ります。そして……。↓
↑おもむろに、コオォォォォォ～～～～と、空手風（？）の、謎の気合い入れ。
……なんなんですか！！ その「コォォォォ～～」って！！
思わず爆笑しちゃいましたよ！！
……アニメを見ていてあんなに笑ったの初めてです。真面目にやってる五條君には悪いと思ったけれど……（笑）。
そんな精神統一も功を奏して、五條君も勝利を収めます！！
これで、2勝2敗同士で並びました。最後、火ノ丸VS天王寺獅童で、勝った方が団体戦決勝に進むことになります。
國崎の兄？？
そんな感じで、とても熱い展開が繰り広げられているわけですが、第19話を見ていて、一人、気になる人物が出てきました。↓
↑栄華大附属高校のジャージを着た、この人。
國崎が加納に勝ったのを見て、「さすがは俺の背を見て育った男よ」なんて言っていて。
國崎と髪の色が同じなのでもしかしたら國崎の兄とかだったりするのかなと思って公式サイトを調べてみたら、この人物の名前は兵藤真磋人（ひょうどう・まさと）。
あ、名字が違うから兄ではないのか。
と思いつつ説明文を読んだら、
千比路の実兄
と書かれていて、
？？？
と混乱しました。
國崎の兄なんだ？？ え、何で名字が違うの？？ 家庭の事情があったりするのだろうか。しかし、名字の違うところに、兄弟がバラバラに引き取られるとか、そんなことってあるのかな……。
今後、そのへんが解明されるのを楽しみに待ちたいと思います。
団体戦というものの楽しさ
それにしても、私は、火ノ丸相撲を通して初めて「相撲の団体戦」というものに触れているわけですが、現在戦っている大太刀高校も、鳥取白楼高校も、自分のためだけではなく、仲間のために戦っていますよね。
「火ノ丸のプロ入りの夢を叶えてあげたい」、とか、「個人戦で優勝できなかった天王寺を団体戦ではトップに立たせてあげたい」とか。
大相撲の世界は、「部屋」の概念はあるけれど、部屋対抗で戦っているわけではないのであくまでも個人戦の感じが強いのですが、高校相撲の団体戦は本当にチーム戦ですね。
チーム一丸となって全体の勝利を目指すっていうのも、なんだか燃えるものがあって楽しいですね。
戦国時代の戦（いくさ）のような。総大将を勝たせるために頑張る！ みたいな。
火ノ丸相撲で、相撲団体戦の面白さを味わえているのは収穫です！
展開が早くて寂しい
第20話ではついに火ノ丸が天王寺と再戦を果たすはずですが、本当に、アニメ版は、ここに来るまで早すぎですよね。
原作通り、ゆったり、じっくりと、高校インターハイ全国大会に至るまでの道のりを描いてほしかったですーー。このアニメ世界が好きなので、どんどん終盤に近づくのが寂しい（泣）。
とにかく！ どのような結末を迎えるのか、次回も楽しみです！ 頑張れ大太刀高校！
（本ページの情報は2019年6月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXTサイトにてご確認ください。）
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