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センター試験国語の現代文(評論)読解のコツ

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自宅浪人 評論文

私は、記憶にある限り、センター試験、およびマーク式模試で、国語の評論はいつも満点を取れていました

私なりの読解のコツを今回皆さんにお話しします。

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「確かに~しかし」を探す

評論文というのは、本文内で、筆者が何らかの主張をしているわけです。大事なのはこの筆者の主張

「筆者が言いたいのは何か」をおさえるのが、評論で得点するコツです。

では、その「筆者が言いたいこと」はどこにあるのか?

それは、確かに○○、だが(しかし)」の後ろです。

たとえば次の文章を読んでみてください。(筆者は私です)↓

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『黒髪と茶髪』

私は、茶髪にはしないと決めている。

髪の色が明るい方がオシャレだという意見を聞いて21歳のときにに好奇心で一度染めてみたが、たいして外見の印象は変わらず、髪が傷んだだけだった。

これならば染めずに黒髪のままでいた方が得だと思ったのだ。

確かに、髪を明るく染めることはオシャレの一部で、茶髪にすることでより素敵になる場合もあるのかもしれない。

だがせっかく黒く髪が生えてきてくれているのを、わざわざ別の色に変えてしまうのはもったいない。どうせ年を取れば白髪になってしまう。

ならば、黒髪が生えてきている間くらい、十分に黒髪を堪能しておきたいと思うのだ。

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↑この文章において、筆者が最も言いたいことは何か?

1.髪を染めると傷むということ
2.髪の色を明るく染めるのはオシャレであるということ
3.黒髪が生えている間は黒髪でいたいということ

上記三点とも文章中に書かれていますが、「確かに○○、だが(しかし)」の後ろにあるのはどれでしょうか?

正解は3(黒髪が生えている間は黒髪でいたいということ)ですね。

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なぜ「確かに○○、だが(しかし)」の後ろなのか?

では、なぜ「確かに○○、だが(しかし)」の後ろが筆者の言いたいことだとわかるのか?

それは評論文というものの基本的な書き方がそのようになっているからです。

評論文というのは、自分の意見をただ述べるだけではなく、読んだ人にある程度理解してもらいたい、納得してもらいたいという意図も込められ書かれています。

読者の中には自分と異なる意見の人もいるでしょう。そういう人に対しても説得力のあるものを書かなければいけないのです。

ですから、そのような人に配慮した内容を盛り込みます。上述の文章であれば、「確かに、髪を明るく染めることはオシャレの一部で(後略)」という一文です。

この「確かに」に対応して出てくるのが「だが・しかし」なのです。

「確かに」以降で自分と異なる意見をくみ上げながら、その後の「だが・しかし」で自分の意見を言う。

評論文には、書き方としてこのような基本があるため、「確かに~しかし」の後ろに筆者の意見があると考えられるのです。

接続詞に注目

実際のセンター試験ではもっと長くて複雑な評論文が出てくるので、こう簡単にはいかないかもしれませんが、やはり基本は同じです。

特にポイントとなるのは逆説の接続詞「だが・しかし」です。

その後ろに筆者が言いたいことが書かれていると思って、文章内に「だが・しかし」が出てきたら鉛筆でグルグル印をつけると良いです。

小論文の訓練

評論文を解けるようになるために一番効果的なのは、自分で小論文を書く練習をすることです。

二次試験に小論文が課されていない限り、小論文の勉強などする時間は持てないかもしれませんが、論文の構成がわかるとグッと解きやすくなるのは確かです。

私は現役時代に二次に小論文があり、そのために小論文の勉強をしたのが、のちのち評論文を解くのに非常に役立ちました。樋口裕一氏の著書(『小論文これだけ!―超基礎編』など)がわかりやすくておすすめです。

評論文で点数を取れない人は一度読んでみると良いかもしれません。論文の仕組みがわかります。

一回の読みで理解

その他、評論文を解く際に気をつけていたのは、「一回目の読みで内容を完全に把握する」ということです。

評論文の解き方は人によって様々で、

「初回はざっと読んでから二度三度と読んで理解を深める」
「問題を先に見てから本文を読む」
「本文を読んでいて傍線が出てきたら問題を見てその都度解く」

などのパターンを聞いたことがありますが、私は
一回目の読みで集中して最後まで本文を読み切り、内容を理解した上で問題を解く
という方法をとっていました。

全科目の中で、国語の評論文を読むのには一番の集中力を要しました。鉛筆を持ち、読みながら、自分でポイントだと思ったところにはラインを引いたりして、内容を深く頭に刻んでいきます。

そうして一度読み切ってから問題に当たると、すでに本文を理解している状態なので、読み返す回数も少なく済み、スムーズに解けるのです。

評論文を得点源に

評論文は現代語で書かれているので読みやすいですし、主観による読解のブレも生じにくく、国語の中では得点源にしやすいのではないかと思っています。

上述したポイントを参考に、ぜひ評論文で高得点を狙ってください。