2010年にご先祖様供養を開始して以来、色々と線香を試した結果、
を焚くというやり方に落ち着いています。(2018年追記:現在は、普段は「銘香高野霊香」(レビュー記事はこちら)を焚いています。)
華やか、かつ経済的
ただ、前々から、「くすの木せんこう」と「風韻 沈香」の中間に位置するような線香が欲しいという思いがありました。
↑「くすの木せんこう」は、経済的(一本約4.6円)で、無添加で安全。
食べ物で例えれば玄米のような感じで、飽きないし、枯れ草を燃やしたときのような煙の香りも安心感があって好きなのですが、もう少し香木系の華やかな香りを楽しみたいかなと思うこともある。
↑「風韻 沈香」は、天然の香木(沈香)使用の無添加線香で、香りがとても良く、気に入っているのですが、高品質な分だけ値段も高級で、線香一本あたりの価格は約31円。
これを気軽に使えたらベストなんだろうけれど、値段を考えると、やはり特別な日にしか使えない。
中間の線香
……「くすの木せんこう」よりも華やかな香りの、「風韻 沈香」よりも財布に優しい線香はないだろうか?
というわけで、「くすの木せんこう」と「風韻 沈香」の中間に位置する線香を新たに探してみることにしたのです。
香り弱め希望で「福運白檀」
ちなみに、「くすの木せんこう」、「風韻」以外に今まで使ったことがあるのは「好文木」「香樹林」ですが、現在はそれらの線香は香りが強すぎるように感じて使っていません。
香りが弱めの線香が希望で、口コミ等から良さそうかなと思って買ってみたのがこちら。↓

↑福運白檀。
価格は、一本あたり5.8円で、この値段ならば「くすの木せんこう」と同じ気軽さで頻繁に使えます。
問題はその香り。
こちら、公式サイトに、『他の香りの材料を使わず、厳選した白檀を練り上げた純粋白檀線香』とあったので、香木の質素で上品な香りが楽しめるのかな? と思ったのですが……。

↑封を開けてみると、牛乳石鹸のような甘い香りが漂いました(笑)。
これはちょっと、私の想像していた「白檀」とは違うかな? ……と思いながらも、まあ、石鹸系ですから、良い匂いではあります。清潔感があります。
焚いてみた
ちょっとした不安を覚えながらも(笑)、早速、実際にご先祖様供養で焚いてみることにしました。
火をつけ、灰にさします。
立ち上る煙。
その香りを嗅いでみると……うん、悪くない。
クセのない、甘くて静かな香りです。ハッカのような涼しげな香りも混じっているような感じがします。
供養部屋のドアを閉め、一階に下ります。
そうすると、供養部屋から線香の煙が少しだけ漏れて一階に届くのですが、この香りもなかなか良い感じ。
香りの強すぎる線香だと、一階でもその匂いがきつく感じ、窓を開けたくなるのですが、福運白檀は大丈夫でした。
翌日、供養部屋にどれだけ残り香があるか確認してみたら、ほとんど感じず、その点はとても良いと思いました。
「くすの木せんこう」と並行して、普段使いしていきたいと思います。
追記:使い切った
その後、毎日のようにこの福運白檀を焚いて、一箱なくなりました。
苦手な香りだと使い続けられなくなるので、最後まで使えたということは私にとってわりと良い香りだったということになると思います。
人工的な香りではなく、自然で強すぎない甘い香りだったのが良かったです。
線香の入っていた箱に良い香りが移っており、もったいなくて、まだ捨てられていません(笑)。
追記:福運白檀に使われている香料について
福運白檀にどんな香料が使われているのか、製造元の「株式会社大発」に電話をして聞いてみたところ、
福運白檀に使っている香料のうち、9割は天然ものだが、1割に化学合成香料を使用している。
ただし、化学合成香料と言っても、「IFRA」(イフラ)という厳格な規格を通った、肌につけても大丈夫な香料を使用しているので、未検査の天然香料より安全性は高い
とのお答えをいただきました。
100%天然白檀使用というわけではないけれど、合成香料の使用率は1割にとどまっているということで、わりと安心して使える線香なのではないかなと思いました。