【大相撲】「廻し待った」第二弾~行司による掛け声の違いが面白い(激しい式守鬼一郎、丸い木村玉治郎)

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2016年春場所六日目。

今場所は遠藤が十両にいるため、十両の取り組みも熱心にチェックしています。

中でも、遠藤と同じ追手風部屋所属の力士は注目度も大。↓

相撲
(画像出典:2016年3月18日放送 NHKBS1 大相撲春場所六日目 画像内文字は筆者)

↑日大相撲部出身で遠藤の後輩でもある剣翔(つるぎしょう)(東京都出身24歳)は、最近目に見えて力をつけてきたこともあり、今日はどんな相撲を取るのか、成り行きを見守っていました。対戦相手は佐田の富士(長崎県出身31歳)です。

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廻しがほどける

すると、ハプニングが突然訪れました。

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(画像出典:2016年3月18日放送 NHKBS1 大相撲春場所六日目 画像内円は筆者)

↑剣翔が佐田の富士の廻しの結び目あたりを掴み、廻しがほどけてしまったのです!

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(画像出典:2016年3月18日放送 NHKBS1 大相撲春場所六日目 画像内円は筆者)

↑ぺろっとほどけた廻し。この状態のまま廻しを強く引っ張ったりすると、廻しが全部ほどけてしまう恐れが……!

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(画像出典:2016年3月18日放送 NHKBS1 大相撲春場所六日目)

↑しかし、そこで「動くな!!」と叫んで力士の動きを止めたのが行司の式守鬼一郎(しきもりきいちろう)。

大相撲で稀に見られる「廻し待った」です。

「廻し待った」の場面に遭遇するのは、2014年9月の髙安VS千代大龍戦以来、一年半ぶり。↓

今日の取り組み中、千代大龍の廻しがほどけかけました。そこで横から飛び出してきて「廻し待った」をかけ、廻しを締め直した行司の木村玉治郎さんが格好良かったです。

式守鬼一郎

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(画像出典:2016年3月18日放送 NHKBS1 大相撲春場所六日目)

式守鬼一郎は、私が顔と名前を一致させて覚えている二名の行司のうちの一人(もう一人は木村玉治郎。一回目の廻し待ったのときの行司)。

なぜ式守鬼一郎を覚えているかというと、それは遠藤のいる追手風部屋に所属する行司だから!

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(画像出典:2016年3月18日放送 NHKBS1 大相撲春場所六日目 画像内矢印は筆者)

↑その式守鬼一郎、軍配のヒモをくわえて軍配を背中に放ります。この所作、カッコイイんですよね~

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(画像出典:2016年3月18日放送 NHKBS1 大相撲春場所六日目)

↑そして、ほどけてしまった佐田の富士の廻しをギュッと結び直します。

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(画像出典:2016年3月18日放送 NHKBS1 大相撲春場所六日目)

↑続けて、なぜか、ほどけていない方の剣翔の廻しも締め直します。今はほどけていないけれど、念のため……という、式守鬼一郎の注意深さが見えた気がしました。

相撲
(画像出典:2016年3月18日放送 NHKBS1 大相撲春場所六日目)

↑最後は、式守鬼一郎の「行くぞ!!」という太いかけ声で取り組み再開。

剣翔の勝利に終わりました。

行司による違い

今回、初めて式守鬼一郎による「廻し待った」を見たわけですが、そのやり方が木村玉治郎とは少し違うことに面白さを感じました。

木村玉治郎は、待ったをかけるときは両手を力士に添え「そのまま!」と言いましたが、式守鬼一郎は「動くな!!」という言葉で制止。(アメリカ映画で警察官が「フリーズ!」と叫ぶのを思い出しました。)

取り組み再開のときも、木村玉治郎は「おっ!」とかけ声をかけてポンッと力士の背中を叩きましたが、式守鬼一郎が同じ場面で言ったのは「行くぞ!!」という言葉。

所作は同じでも、そのように行司によって細かな違いがあるのが興味深いなと思いました。

式守鬼一郎の方が激しい感じがします。名前の通りだなという印象を受けました。「鬼」(荒々しい)と「玉」(丸い)みたいな……。

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大相撲 春夏秋冬」運営者のです。

遠藤関の登場で大相撲ファンになりました。遠藤関の活躍を中心に、大相撲で気になったことを記事にしています。

その他の主な注目力士は、正代朝乃山

北海道旭川市在住。お茶の水女子大学卒業。

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