マクロビオティックQ&A実践編

何から始める? その3~食材を変える(有機栽培、国産、無添加)

身の回りのすべての食品の原料に目を光らせ、なるべく国産、有機栽培、無添加のもので固める。

口に入れるものすべてに気をつける

調味料を自然派のものに移行できたら、次はぐっと範囲を広げ、食材全般のレベルも高めていきましょう。

食材と言っても、その種類はたくさんあります。野菜、果物、乾物、加工食品、漬物、お菓子……。すべてをいきなり完璧にしようと思ったら気が遠くなりますね。ですから、意識だけは高く持ち、可能な範囲で、できるところから始めていきましょう。

少しでも添加物の入っていないもの。国産か輸入品かどちらか選ぶなら国産。たまにジャンクフードなどを食べるにしても、その頻度を意識的に減らしてみる。そういうちょっとした心がけを続けるだけで、暮らしは大きく変わります!

初めの一歩は野菜から

一番の基本は野菜ですね。玄米と並び、私たちの体を直接作る原料となる重要なものです。最低限、国産にはこだわってください。輸入農産物には輸送中の虫食いに耐えられるよう殺菌剤、防カビ剤、農薬が多くかけられています(ポストハーベスト)

最も好ましいのは有機栽培の野菜です。植え付け前二年間と栽培期間中に農薬も化学肥料も使われていないので、生命力にあふれ元気いっぱい。残留農薬の心配がないのでにんじんや大根は皮をむかずに丸ごと調理できます。

有機栽培ほうれん草

↑有機栽培のほうれん草。農薬のかかったものだとよく洗わないと心配ですが、有機栽培だとそこまで神経質に洗わなくても良いので気が楽です。

有機農産物が欲しいけれどなかなか近くでは売っていないという場合、無農薬野菜のミレー など、無農薬野菜を栽培している農家と提携している業者から、無農薬野菜を定期的に宅配してもらうという手もあります。

(ミレーの野菜は、本当に生きが良く美味しいのでおすすめです! どんな野菜か、詳しくはミレーの無農薬野菜お試しセット体験記をご覧ください)

果物も国産を

果物には輸入品が多いですが、柑橘類(レモン、グレープフルーツ、オレンジ)やバナナには発ガン性、催奇形性のある防カビ剤(OPP,TBZ)が使われているので買うのを控えた方が良いです。買うのならば、防カビ剤不使用と明記されているものを選んでください。

レモンならば、最近は国産のものもありますからそちらを買うようにしてください。どうしてもオレンジが食べたいときは日本産の「清見オレンジ」(温州みかんとトロビタオレンジを交配させて作られた)を選ぶという手もあります。

肉は、その動物が食べていたエサに注目

マクロビオティックでは動物の肉は避けた方が良いとされていますが(その理由はマクロビオティックQ&A理論編「なぜ肉を食べない方が良いのか?」参照)、今までたくさん肉を食べていた方は急に肉を断つことが難しいと思います。

そこで、すぐには肉をやめられない場合の対処策として、「なるべく汚染のない安全な肉」を選ぶことをおすすめします。まず国産で、抗生物質・成長促進(ホルモン)剤不使用と明記されているものを買うようにすると肉の害を小さく抑えられると思います。

有機栽培の野菜をエサとして食べさせているなどのこだわりがあればなお良いです。その動物が摂ってきたものがそのまま私たちの体内に入ってくるのですから、エサの内容には注意を払わなければいけません。

「自然食品のたいよう」で売られている肉類は安全なのでおすすめです。)

加工食品は必ず原材料表示をチェック!

一番安心で安全なのは出所のわかっている食材を使って手作りすることですが、惣菜やインスタント食品、冷凍食品などを利用しなければいけない場面もあるでしょう。

そんなときは、必ず裏の原材料表示をチェックするようにしてください。そしてなるべく、国産の原料を使っていて、添加物の入っていないものを選ぶようにしてください。

特に、保存料の「ソルビン酸」、「ソルビン酸K(カリウム)」、「安息香酸」、「安息香酸ナトリウム」発色剤の「亜硝酸ナトリウム」は添加されている頻度が高く、毒性も強いので避けた方が良いです。

次項:食事内容を変えていく~動物性食品を控える

食材全般の安全性への意識が高まれば、マクロビオティックの精神もかなり身に付いたと言えます。

けれど、より「中庸」の穏やかで素晴らしい心身状態を目指すため、次項何から始める? その4動物性食品を控えるではいよいよ食事内容を変化させていきます。