食べたい物も食べられず、マクロビオティック実践が辛い

向上を目指す限り、葛藤で苦しい期間は一年以上続くと思った方が良いです。しかしその間、何度失敗しても良いし、必ず苦しみから抜ける日も来ます。 ただ、マクロビオティック実践に喜びがともなわなくなっている場合は、もうマクロビオティックから離れた方が良いかもしれません。

ストレスがたまる!

マクロビオティックでは、「なるべく食べない方が良いもの」というのがありますね。

肉、魚、卵、乳製品などの動物性食品。白砂糖。ジャガイモ、トマト、ナス、バナナなどの熱帯原産食品。

他、化学調味料、刺激物、アルコール、コーヒー、添加物、輸入食品、冷凍食品。果物もあまり摂らない方が良いとされます。

決して「食べてはいけない」と禁止されているわけではないのですが、食べない方が良いと言われてしまうと気になって、そういうものを食べたいのに無理に我慢する状況が生じてきます。

こんな我慢に何の意味が? と、苛立ちをつのらせるときもあると思います。我慢しきれず食べてしまうこともあると思います。

食の自由が奪われてしまったように感じ、苦しみますね。でも、それはマクロビオティック実践にはつきものの痛みです。あなただけではなく、全員が同じ道を通ると言って良いでしょう。

失敗の繰り返し

私もそうでした。元からそんなに依存していなかった食べ物(トマトやバナナなど)からは離れるのが容易だったのですが、スナック菓子だけはなかなかやめられず苦しみました。

誘惑に勝てず食べてしまうたびに、「ああ、本当は良くないんだよね」と心に暗い影が差しました。

原材料表示を確認して、なるべく添加物の少ないスナック菓子を選ぶことだけが私にできる唯一の罪滅ぼしでした。

何十回も失敗しましたよ! マクロビオティック開始から半年経っても、週に少なくとも一回は食べていたと思います。

けれど一年後。病み上がりの体でポテトチップを一袋半むさぼり食べたのを最後に、ピタッとスナック菓子への欲求がおさまったのです。

「食べちゃダメだ」→「ああ、食べてしまった、でも今度こそ」→「また食べちゃったよ~」という繰り返しの中で、徐々に体と心がスナック菓子から離れていったようなのです。

苦しみは続かない

その後の十ヶ月で、さらに私の中で変化が起き続け、さまざまな魅惑品(ファーストフードや洋菓子)への執着が落ちていきました。

結果、それらのものを見ても「心が動かない」までになったのです。

これは、もう「食べたいのに食べられない!」という苦しみがなくなったことを意味していました。「食べたい」と思わなくなったからです。

我慢がなくなるから、変な罪悪感もなくなって、本当に楽になりました。

マクロビオティック実践が辛いのは、まだ、魅惑的な食べ物に対して執着が残っているからです。それまで慣れ親しんできたのですもの、そう簡単に忘れられません。

だから失敗もしますけれど、それは執着を本当に断ち切るために必要なステップ。必ず、「食べなくても平気!」という状態が訪れます。

苦しみは続きません。

食べるときは食べる

食べなくても平気というのは、一生それを食べずに終えるということではありません。

理性が、「今は食べなくても平気」と判断したときは食べずにいられて、「今は食べたいな、食べても体に害は出ないな」と判断したときは罪悪感なく食べられるようになるということです。

自分の心と体がうまく連動して、自由に食の世界を楽しめるようになるのです。

体に真実を思い出させる

体は、肉や白砂糖の麻薬的な快楽を覚えていて、「それなしでは生きていけない」と最初は勘違いしています。

それを、少しずつ、「なくても大丈夫だよ、玄米ご飯と野菜だけで健康に幸せに生きていけるんだよ」と教えていく過程にある辛さがマクロビオティック実践途中の苦しみです。

本来、人間は、本当に肉や白砂糖などなくても健康に生きていけます。それは真実です。だから、マクロビオティックは体に真実を思い出させる訓練とも言えます。

訓練ですから厳しさもあります。けれど、その厳しさを越えたところに、執着のない楽しい食の世界が待っています。

希望を持って、何度も失敗しながら、少しずつでいいのですから進歩を目指していってください。

マクロビオティックをやめた方が良い場合

「マクロビオティック実践が辛い」と感じると同時に「辛いけれども向上していく過程を味わうのは楽しい」という思いがあるのなら良いのですが、 「どうしてこんなことを続けなければいけないのか」と、苦しさがつのるだけの場合はマクロビオティックから離れた方が良いかもしれません

あまり無理して続けると、逆に病を招いてしまう恐れがあります。

Q&A疑問編『マクロビオティックをやめたいが、やめたら病気になりそうで怖い』を参照してください。

マクロビオティックから離れることは悪いことでもなんでもありません。自分の気持ちを大事に、魂の要求に従いましょう。

マクロビオティック卒業後、オリジナル健康法開発!

玄米・ごぼう汁基本食健康法
マクロビオティックにこだわりすぎて病気になった結果、私は2009年9月にマクロビオティックを卒業しました。そして、自分の体と心に合った『玄米・ごぼう汁基本食健康法』を開発し、今はそれを実践しています。

「自分だけの健康法」を見つけるためのヒントとして参考にしていただければ幸いです。

次項:食材が特殊?

次項マクロビオティック料理、食材が特殊すぎませんか?では、マクロビオティック料理に使う食材について解説します。