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他人の勉強法に振り回されない~人と自分は違う。勉強法がわからなければ地道な作業をベースに。

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自宅浪人 他人の勉強法
(photo by 1upLego

効果的な勉強法には普遍的な原則があります。

たとえば、「何回も書き取りをする」「音読して耳でも覚える」「一度間違えた問題は翌日にもう一度解く」など。

しかし、このような原則からさらに踏み込み、「この教科について、どんな問題集をどんな風にこなすか」という細かな話になってくると、普遍性が失われ、「人それぞれ」という側面が強くなります。

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他人の勉強法に依存しない

人によって、学習レベルやその教科への適性はまったく異なります。

ですから、他人の勉強法というのは、「その人には合っているかもしれないが、自分に合うとは限らない」と認識しておくべきです。

たとえば国語が不得意な人が、国語を最も得意とする人に勉強法を聞いたとします。

国語が得意な人は、基本的な勉強にはあまり時間を割かず、応用問題を数多くこなしているかもしれません。

しかしその勉強法を国語が不得意な人が真似たらどうなるでしょうか? 基本がおろそかなまま、応用問題を解こうにもちんぷんかんぷんで、まったく国語の学力が上がらず終わってしまう可能性があります。

ですから、他人の勉強法を参考にすることはあっても、完全に依存しようとしてはいけません

他人の勉強法は一つずつ違うので、聞き回っているうちにどれが良いのかわからなくなり、かえって混乱して勉強が滞ることもあるでしょう。

自宅浪人を選ぶ気概のあるあなたです。勉強法も、自分に合わせて、自分で編み出す努力をしましょう。

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楽な道はない

受験勉強に近道などありません。楽をして勉強ができるようになる方法などないのです。

自分にあった勉強法などわからない……と思うのであれば、地道な作業をベースにする勉強法を採用しておけばまず間違いはないでしょう。

問題集を繰り返し繰り返し解く。古文文法の活用表を何度も音読し暗誦できるようにする。英単語を、一つにつき十回は書き取る。

勉強は、量です。訓練です。

何回も、何回も、演習を繰り返して暗記事項を頭にたたき込み、新たな問題を解いて弱点を見つけたらそこを強化する。

地味な、忍耐を必要とする道なのです。それを潔く覚悟して試行錯誤を始めれば、おのずと自分に合った勉強のスタイルができあがっていくと思います。

学問に王道なしです(*)。

せっかくの自宅浪人です。勉強法も思いきりオリジナリティーあふれるものにして、「自分だけの浪人道」をたくましく歩んでいきましょう。

(*学問に王道なし:「国王だからといって、学問を修めるための安楽な方法というものはない。」という意味。There is no royal road to learning.  講談社日本語大辞典より)

次項:音楽を利用

次項は、「勉強の前に特定の音楽をかける」です。勉強を始める前に好きな音楽をかけると気分が盛り上がります。